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2012 01,29 08:23 |
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昨年の夏、深海魚釣りから帰ってきたら妻が「イカは釣ってこないの?」と唐突に言ってきた。妻はイカが好きなのだ。しかも、スルメイカやヤリイカといった細長系のやつ。妻とはそれなりに長い付き合いなので知ってはいたのだけど、細長系のイカ釣りはプラヅノと呼ばれる長い仕掛けを使うのでなんとなく難易度が高そうだし、新たに購入しなければいけない道具もでてくるので敬遠していた。しかし、今後も妻の理解を得ながら釣りを続けていくためにはここいらで一発イカ釣りを入れなければならなさそう。その昔妻と結婚する前、付き合って2年が経ったところで、電話越しで結婚話を切り出す時のような緊張感がよぎる。イカ釣りとは私にとってその位のふんぎりが必要な釣りなのだ。 イカ釣りに行くとしたらスケジュール的に釣行は冬になると思っていた。秋口はもう予定があったし。そこで冬場に釣る事ができるイカについて調べてみる。するとあるイカに行き着いた。その名はタルイカ!38年生きてきて一度も聞いたことがないし、何より響き的にインパクト大のイカだ。なんてったって名前にある“タル”・・黒ヒゲ危機一髪に使われているあの洋樽の事か?そうだとしたら、想像するに相当デカそうなイカだ。でかいイカといえば、バイキングに恐れられたクラーケンの正体とされているダイオウイカの仲間か?何やら面白くなってきたので更に調べてみる。 こんな感じのイカか? それともこんな感じか?・・ホントにこんなヤツだったら釣りたくないなぁ。(写真は巨大動物図鑑より) 。 タルイカ、正式名称ソデイカ。地域によってはアカイカとかベニイカ、ロケットなんて呼ばれているそうだ。大型の赤みがかったイカで最大全長1m、20キロになるとの事。因みにタルイカの語源は大きな樽をウキにして延縄漁をしていた事がキッカケで、姿形が樽のよう、という訳ではないらしい。また、正式名称のソデイカのソデは、足にイカには珍しいヒレのようなものがあり、これが袖みたいだからだそうだ。その他の赤とか紅、ロケットは見たまんまかな。そしてこのイカ、嬉しい事に冬には釣りのターゲットにもなり、若狭湾や富山・新潟辺りから乗合船が出ている。本来、暖かい沖縄の海に生息しているが、冬場になると対馬海流に乗ってこの海域にくるらしい。味は他のイカに比べておちるという意見が多いが、このイカで作るイカステーキはとても食べごたえがあるそうだ。食べごたえがあるイカステーキ、是非食べてみたい! 「うまい魚がすべてわかる本」によると、沖縄ではセーイカと呼ばれているそうだ。甘みがあって美味しいらしい。 。 という訳で、細長系のイカはひとまず置いておいて、タル系?のイカを釣りに行く事にしました。 細長系のイカといえば左のスルメイカと右のヤリイカ!・・そもそも釣りに行くよりスーパーで買った方が安上がりなんだけどね。 . ・タルイカを釣りたい! 多分スルメイカやヤリイカより釣りの難易度は格段に高い。この釣り、1日やってボウズ(1匹も釣れない)覚悟の釣りだと聞く。しかも北陸日本海での冬場の夜釣り。釣り以前に厳しい寒さとの戦いが立ちはだかかる。きっとこの時点であきらめる人は多いに違いない。ましてや埼玉から冬の荒波日本海だなんて。行ったとして途中で後悔する可能性も高い違いない。この釣りにチャレンジして無事に帰ってこれたなら・・きっと悟りの境地が開けるのではないだろうか。 。 しかし、だからといってあきらめたわけではない。さかのぼる事2011年9月、この頃タルイカ釣りに備えて釣り船宿を調べ始めた。なんとかいけそうな距離レベルで新潟の能生という港からタルイカ釣りの船が出ている事がわかり、時期の10月以降の釣果をHPでチェックし始めたけど・・一向にタルイカの情報が出てこない。痺れを切らせて電話してみると、今年は漁獲量が少なく乗合船は出ていないとの事だ。希望で仕立て(貸切)なら出るそうだが、仕立ては料金が高いので一介のサラリーマンが単独でそこまではできるはずはない。タルイカ釣りシーズンは基本的に年末まで。やはり今シーズンはあきらめるしかないのか? . ・せめてタルイカを食べたい クリスマスが近づくと街は色めき立ち、どこか暖かい雰囲気に包まれてきた。しかし、私は絶望に満ちていた。タルイカを釣るチャンスがほぼなくなってしまったからだ。そして挫折した。“釣ってイカステーキを食べる”から“購入してイカステーキを食べる”に。 。 其の二へ続く! PR |
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